安全・安心まちづくり旬間(11~20日)を前に、横浜市中区の商業施設「横浜ワールドポーターズ」で9日、防犯キャンペーンが行われた。フリーアナウンサーの小山愛理さん(32)が横浜水上署の一日署長を務め、万引や空き巣など犯罪への警戒を呼びかけた。
同署管内の今年の犯罪発生件数(認知件数)は、窃盗などを中心に99件(9月末時点)に上り、昨年の同時期に比べ66件も増えていることから、キャンペーンを展開した。
山田高志署長から一日署長に任命された小山さんは「自分の身は自分で守ることが大切。いつも警戒してほしい」とアピール。形状が「0(ゼロ)」に似ていることから「犯罪ゼロ」の願いが込められたバウムクーヘンを集まったファンや買い物客らに配った。
テレビ出演している横浜F・マリノスの応援番組を通じ小山さんも応援しているという同市栄区の中田勇介君(12)は「犯罪に遭わないように気をつけようと思った。(県警マスコットの)ピーガルくんもかわいかった」と話していた。