大河ドラマ「どうする家康」第39回・太閤、くたばる

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「太閤、くたばる」と題する第39回(10月15日放送)では、暴走する秀吉に苦悩する家康のもとへ、秀吉が倒れたという知らせが届く。

病床で家康を見つめる豊臣秀吉(ムロツヨシ)(C)NHK

ついに天下統一を成し遂げるも、弟や我が子を相次いで失った喪失感からか、次の狙いを国外に求める豊臣秀吉(ムロツヨシ)。明国を手に入れるためにまずは朝鮮を従わせようと、家康(松本潤)を含めた諸大名を肥前名護屋城に集めて、唐入りを命じる。

しかし戦況は苦戦を強いられており、自ら渡海しようとする秀吉を家康はなんとか食い止めようとする。そんな折、秀吉の側室・茶々(北川景子)が、ある思惑を抱いて家康の前に現れた・・・。

文禄2年(1593年)、茶々に次男・拾(のちの豊臣秀頼)が誕生。明との和睦を決めた秀吉だったが、石田三成(中村七之助)たちが結んだ和議が嘘とわかると、朝鮮へ兵を差し向けると宣言し、再び秀吉の暴走が始まってしまう。

都が重い空気に包まれるなか、家康は三男の秀忠(森崎ウィン)を連れて、京に隠居していた酒井忠次(大森南朋)を訪ねる。忠次から最後の願いを託されて悩む家康に、「秀吉が倒れた」との知らせが届き・・・。

本作は、戦国の世に翻弄されながらも天下統一を決意した男が、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてゆく物語。放送はNHK総合で日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分から。

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