【秋華賞/血統予想】リバティアイランドの相手に“単勝100倍超え”爆穴 「3.2.2.3」馬券内率70%でヒモ候補浮上

今週末は、3歳牝馬限定のGI・第28回秋華賞(GI、京都芝2000m)が行われる。

今年は桜花賞・オークスを制し牝馬三冠に王手をかけるドゥラメンテ産駒リバティアイランド、前哨戦のローズSをレコード勝ちのルーラーシップ産駒マスクトディーヴァ、紫苑S勝ち馬でエピファネイア産駒のモリアーナなど、多彩な血統構成の馬が集結した。

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ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■京都開催の秋華賞はハービンジャー産駒と好相性

2016年~20年において、京都芝2000mの最多38勝は【38.41.28.144】のディープインパクト。これに続くのは【23.16.22.109】のハービンジャー、次点は【22.15.13.122】のハーツクライ。さらに【11.11.9.75】のステイゴールドを経て【10.15.14.82】のキングカメハメハと続く。

国内で現役生活を全うした馬の産駒が並ぶなか、際立つ存在感を放つのがハービンジャー。本レースでもディアドラ、モズカッチャンが馬券内に入る好走をはたしており、京都芝2000mでは特注の血統だ。

■エミューは2017年秋華賞勝ち馬ディアドラと同配合

今年、出走予定のハービンジャー産駒はエミューキミノナハマリア。後者は現時点で除外対象となっていることから、今回はエミューを考察する。

ハービンジャー産駒のエミューは、これまでのキャリアで3勝をマーク。4走前にはのちの紫苑S2着馬ヒップホップソウルを大外一気の脚で下しており、潜在能力の高さは折り紙つきだ。父ハービンジャー×母父スペシャルウィークの血筋は2017年の秋華賞馬・ディアドラと同配合。血統面での舞台適性は決して低くない。

なお、集計期間内のハービンジャー産駒×重賞を含むオープンクラスの成績は【3.2.2.3】馬券内率70.0%。前述の秋華賞好走馬だけでなく、8番人気2着馬を輩出するなどヒモ穴妙味も十分だ。リバティアイランド1強ムードが漂う今年の秋華賞。エミューは単勝100倍超えも想定されるところだが、馬券の焦点を2~3着のゾーンに向けたとき、血統面から浮上する大穴候補として加えておきたい1頭と言える。

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文●SPREAD編集部

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