【秋華賞/前走ローテ】リバティアイランドの相手は“3頭” 「抽選突破ならノーチャンスではない」

15日に京都競馬場で行われる第28回秋華賞(GI、芝2000m)のデータを紹介する。

牝馬三冠に王手をかけるリバティアイランド、紫苑S勝ちのモリアーナ、ローズSをレコード勝利したマスクトディーヴァや、クイーンSで古馬を撃破したドゥーラ、下河辺の秘密兵器シンリョクカらがスタンバイ。

ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■オークス組4勝のうち3勝が“ノーザンファーム生産馬”

2018年から21年まで4年連続勝利を飾っていたのがオークス組。昨年はオークス2着から紫苑Sを使って出走したスタニングローズが最後の一冠を手にしたが、2、3着はオークスからの直行組だった。少し前までは割り引き材料だった休み明けも、近年は直行ローテがトレンド。牧場や厩舎サイドもその技術を上げてきており“フレッシュで万全な状態”で送り出す陣営が増えたことが影響していると考えられる。

オークス組のうちノーザンF生産馬は【3.1.0.6】勝率30.0%、単回収値171をマーク。大手生産牧場の休み明けは“買い”である。

また、オークス勝ちからの直行は【2.0.1.1】勝率50.0%。リバティアイランドにとって休み明けは大きく評価を割り引く材料にはならなそうだ。

・オークス【4.1.1.15】勝19.0%、連23.8%、複28.6%
・紫苑S【4.4.0.38】勝8.7%、連・複17.4%
・ローズS【2.3.7.54】勝3.0%、連7.6%、複18.2%
・夕月特別【0.1.1.6】勝0.0%、連12.5%、複25.0%
・藻岩山特別【0.1.0.0】勝0.0%、連・複100%
・甲武特別【0.0.1.0】勝・連0.0%、複100%

次点が紫苑S組で、GIIIに昇格した2016年以降は【3.4.0.26】。18年を除く6年で毎年最低1頭は馬券内馬を輩出している。前走がGIIIの紫苑Sで「5着以内」かつ「3番人気以内」だった馬は【3.3.0.3】連対率66.7%、単勝回収値203、複勝回収値150とベタ買いでプラス収支だ。今年の紫苑S組では2番人気2着だったヒップホップソウルにチャンスありか。

ローズS組も複勝率でヒケを取らない。中京で行われた直近3年では【0.0.1.13】と惨敗も、阪神であれば【2.3.6.41】複勝率21.2%まで上昇。また、ローズSで上がり3位以内だった馬は【2.2.3.8】複勝率46.7%、複勝回収値130を記録。紛れが少なく実力がモノを言う阪神外回りのトライアルレースで、決め手を活かした走りができた馬が好走傾向にあるのも頷ける。マスクトディーヴァは上がり2位で差し切り勝ち。レコード勝利の反動がなければ、上位食い込みに警戒したい。

ほか重賞以外は、紫苑Sを除いた特別戦組が【0.2.2.20】。好走馬4頭は「前走1番人気」、「ノーザンF生産馬以外」の共通点があった。抽選対象のフェアエールングは唯一これに該当。先行して渋太いタイプで、有力馬に差し勢が多い今回は抽選突破ならノーチャンスではなさそうだ。

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文●SPREAD編集部

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