ラッセル「ルイスとの間に感情的なしこりはない」メルセデス/F1第18戦決勝

 2023年F1カタールGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは4位を獲得した。スタート直後にチームメイトのルイス・ハミルトンとの接触が起き、ラッセルはダメージのためにピットインせざるを得ず、最後尾に落ちた。しかし幸いマシンのペースは損なわれておらず、ラッセルは大きく挽回し、4位でフィニッシュした。

 ハミルトンとの接触直後には、無線で怒りを示していたラッセルだが、レース後、ハミルトンからの直接の謝罪を受け入れ、「感情的なしこりはない」とコメントしている。

2023年F1第18戦カタールGP決勝スタート直後のジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(57周/57周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ミディアム→ハード→ソフト

 ターン1でのインシデントは、僕もルイスも決して意図して起こしたわけじゃない。今のF1マシンは視界がとても悪く、バトルをしている時は特に見えづらい。大きなブラインドスポットがあるんだ。僕たちはお互い、相手をとても尊重している。この一件を乗り越えて、さらに強くなれると思う。

 今週末から得られるポジティブな点はたくさんある。今の僕たちの目標はコンストラクターズ選手権2位を獲得することであり、今回、フェラーリよりも多くのポイントをつかむことができた。ペースもかなり強力だったから、シーズン残り5戦に自信を持って臨むことができるだろう。

 今回のグランプリは信じられないほど厳しくて、僕が今まで出場したレースのなかで、最も身体的にきついレースだった。オーブンの中にいるみたいに暑かったんだ。チェッカーフラッグを受けた時は、本当にうれしかったよ。

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