「小ぶりだが ことしもおいしくできた」特産 “大長みかん” の出荷始まる

広島県呉市にある大崎下島で特産品「大長みかん」の出荷が始まっています。

出荷が始まったのは、呉市豊町で栽培されている温州ミカンのトップブランド「大長みかん」です。

温暖な気候と水はけのよい段々畑で育った「大長ミカン」は、コクのある甘みが特徴で、この時期は極早生の出荷になります。

ことしは、例年にない猛暑日が続いたため、少し小ぶりですが、その分、味は濃厚で酸のバランスも良く、糖度は十分だということです。

栽培農家 成定清文 さん
「ちょっと小ぶりかなと思うんですけど、味の方は十分のっていますので。大長ミカン、ことしもおいしくできたので、たくさん買って食べていただきたいと思います」

この日、選果場に運び込まれた大長ミカンは、およそ6トン。傷などを確認したあと、選果機で大きさのごとに仕分けされ、箱詰めされました。

ことしの県産のミカンは、表年にあたるため、去年より2000トンほど多いおよそ1万2100トンの収穫を見込んでいます。

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