「ストップ! ATMでの携帯電話」 還付金詐欺被害を防げ 警備業協会がディスプレイ寄贈

5歳と7歳の姉妹に続け…詐欺被害撲滅に愛知県警備業協会が警察にディスプレイを寄贈しました。

愛知県内の防犯や交通安全を呼びかける愛知県警備業協会は今月6日、愛知県警にディスプレイ2台を寄贈しました。

これは、特殊詐欺被害防止のため愛知県警と愛知県警備業協会が連携して行う「STOP!ATMでの携帯電話」運動の一環で、ディスプレイには「ストップ還付金詐欺!」と呼びかける動画や特殊詐欺被害者の特徴などが表示されます。

名古屋市内ではことし6月、母親とATMを訪れた当時7歳と5歳の姉妹が「ストップ!ATMでの携帯電話」と書かれたポスターをきっかけに、携帯電話を片手にATMを操作する80代の男性の還付金詐欺被害を防ぎ、警察から感謝状が贈られています。

愛知県警は今後、このディスプレイを犯罪防止を呼びかけるデジタルサイネージとして、警察署に設置するほか講演会で活用する方針です。

愛知県警の後藤安彦生活安全部長は、「ATMで現金を引き出す『出し子』の映像を流すなどし、県民に危機感を持ってもらいたい」と話しています。

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