巨匠コッポラ監督が告白 新作『メガロポリス』のインスピレーションは古代ローマ

『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』など映画史に残る作品で知られるフランシス・フォード・コッポラ監督(84)は、新作『メガロポリス』のインスピレーションを古代ローマから得たという。同時代を基に自身のSF新作を作ったという監督が、TikTokで男性達がローマ帝国について語っている理由について、自分なりの見解を明かした。

コッポラは、インスタグラムにこう綴った。「共和政ローマは、私の国アメリカとその制度のお手本となったし、私の新作『メガロポリス』のインスピレーションでもあった」「共和政の利害が、自らの富と権力を手に入れるために政党の派閥を支持する一握りのパワフルな男達の野望に繋がった。軍隊に頼ってそれを達成し、崩壊に向かってよろよろ歩いている政体に最後の打撃を与えたんだ」

まが、同新作で壊滅的な災害に見舞われた都市をユートピアに再建しようとする建築家を演じている俳優アダム・ドライバーは以前、撮影についてPaste誌に語っていた。「『メガロポリス』は、出演した作品の中で最もエキサイティングなもののひとつだった。特にフランシスと一緒に仕事ができたことはね」

「これまでで最高の撮影体験のひとつだった。そして、彼が作ったものには、参考になる枠がないんだ。とてもユニークで、願わくば誰もがアクセスできるものであってほしい。特定の観客のためというようなとらえどころのないものではなく、すべての人のためにあるものなんだ」「そして彼は、皆が望む通りの人物だよ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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