英伝説的バンドの女性ボーカル「彼女は私のソウルメイト、音楽的にも」亡き親友抜きで続ける「理由はない」

英国のバンド、フリートウッド・マックの女性ボーカル、スティーヴィー・ニックス(75)は、故クリスティン・マクヴィなしの今の状態についてバンドは「終わった」と話した。スティーヴィーは、脳卒中とがん闘病の末、昨年11月に79歳で亡くなった最愛のキーボード奏者兼ヴォーカリストのクリスティン抜きでバンドを続ける「理由はない」とし、ヴァルチャー誌に思いを打ち明けた。

「クリスティンが亡くなったとき、彼女の代わりはいないと感じたわ」「彼女なしには何もできない。わかる?彼女は私のソウルメイト、私の音楽的なソウルメイト。そしてフリートウッド・マック以外のどの親友よりも長い時間を一緒に過ごした親友のような存在だった。クリスティンは私の親友だったのよ」

フリートウッドは、テイラー・スウィフトの曲『ユーア・オン・ユア・オウン、キッド』の中の「ユー・オールウェイズ・ハブ・ビーン」というフレーズが、クリスティンと自分だったような気がするという。バンドのメイン・ソングライターでもあったクリスティンについてさらに続けている。

「クリスティンはポップスターだった。彼女は本当に超ポップなヒット曲を全部書いたの」「他のメンバーは誰もあんな曲を書けなかった。クリスティンが18年間バンドを離れていたときのように、私たちは曲を取り除かなきゃいけない。あんな曲を再び作ることはできなかったから、私達はもっとハードロックなバンドになったの」

ドラムのミック・フリートウッドもスティーヴィーと同様に感じているようで、今年初めのロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで「僕たちはもう終わりだと言いたいところだけど、以前にもみんなそう言っていたことがある。今は考えられないことだけどね」と語っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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