大学生の”ジャニーズ離れ”が深刻か 性加害問題報道以降、約4人に1人が「ファンではなくなった」

人材開発コンサルティングなどを手がけるRECCOO社が運営するZ世代に特化したリサーチサービス「サークルアップ」はこのほど、大学生204人に対して実施した「ジャニー喜多川氏の性加害問題の具体的な影響」に関する調査結果を発表した。

ジャニーズタレントのファン経験がある大学生74人に対し「ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズタレントに対する印象は変化しましたか?」と聞いたところ、「以前も今もファンである」が77%、「以前はファンだったが今はファンではない」が23%で、約4人に1人がファンでなくなったことが分かった。調査結果から担当者は「今回の問題の深刻さを表している」との見解を示した。

また、大学生200人に「今年3月に放送したBBCの報道がある以前から、ジャニー喜多川氏の性加害問題を知っていましたか?」と質問。「以前から知っていた」が30.5%、「BBCの報道以降に初めて知った」が62.5%、「このアンケートで初めて知った」が7%となり、約3人のうち1人が報道以前から性加害問題を「知っていた」と回答した。担当者は「大学生の一般認知3割という数字は低いとは言えず、広く知れ渡っていた問題であったことがうかがえます」とした。

2日の記者会見で、ジャニーズ事務所の新社名が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」となることが発表された。これを受けて、大学生200人に「ジャニーズが新設する会社に期待しますか?」と聞いたところ、「期待する」が58%、「期待しない」が42%で、「期待する」が過半数を占める結果となった。

(よろず~ニュース調査班)

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