ブルーノ・マーズ、ハマスの奇襲攻撃受けイスラエル公演中止 緊張の面持ちで出国

米シンガーソングライターのブルーノ・マーズが、パレスチナ・ハマス武装勢力から奇襲攻撃を受けたイスラエルでの公演を中止し、出国した。

現地時間の8日、アメリカの芸能メディアPeopleがこれを報じ、ブルーノ・マーズは7日夜にイスラエルの都市、テルアビブで行う予定だった残りの公演を中止して緊急出国、ギリシャのアテネに向かったことを伝えている。

現在SNSではイスラエルの空港で目撃された、ブルーノ・マーズの写真が拡散されており、その表情には緊張感が漂っているという。

イスラエルのコンサートを主催するLive Nationも「今夜予定されていた、ブルーノ・マーズのコンサートは中止になった。公演チケットを購入された全ての方には、購入したクレジットカードへ自動的に払い戻しされる予定だ」と告知した。

これに先立ち、ブルーノ・マーズは4日にテルアビブでコンサートを開催、6万人もの観客が公演を楽しんだ。しかし2回目の公演を前に、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配する、イスラム組織ハマスの奇襲攻撃が行われ、これを避けるために予定していたコンサートをキャンセルし、出国した。

ブルーノ・マーズはこの後、カタールで開かれる予定だったフォーミュラ1の祝賀ステージも中止、以降のコンサートは続けていく予定だという。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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