スピード離婚の可能性も!新婚からギクシャクする夫婦の“あるある”な特徴

せっかくご縁あって結婚しても、新婚時代から結婚生活がうまくいかなくなれば、スピード離婚のリスクが上がってしまいます。

本人にそのつもりがなくてもどちらか一方に夫婦になった自覚に欠ける行動があると、新婚当初から不協和音が起きやすくなるようです。

今回は、新婚期から早くも夫婦仲がおかしくなってしまう人にありがちな特徴を紹介します。

新婚なのに不協和音…原因になるのはこんなこと

1: 夫婦別会計意識が強すぎる

近年は夫婦共働きが一般的なので、夫婦それぞれが自分の収入を管理するスタイルも増えています。生活費や家にかかるお金は共通の口座や財布をつくって、そこにそれぞれが入金をする方法も、新婚夫婦の多くがとっている方法ではないでしょうか。

しかしそのせいで「夫婦別会計」の意識が強すぎて「生活費以外のお金は、自分だけのもの」「自分が稼いだお金は、パートナーにとやかく言われる筋合いはない」と、極端な思考をもってしまうことも。

これが夫婦喧嘩の原因や心が離れる原因になることも多いでしょう。

夫婦は運命共同体かつ生活共同体です。お金に関してどちらかの個人意識が強すぎると、家計運営に連携がとりにくくなります。

2: 独身時代の交友関係を一切整理しない

結婚をしても独身時代からの交友関係を一切整理することなく結婚前と同じような付き合い方を続けてしまうと、夫婦喧嘩の原因になりやすく、新婚時代から喧嘩が絶えなくなる傾向があるようです。

特に異性の友人を整理せずに独身時代と同じような交流を続けている場合や、家計よりも交際費にお金をかけている場合には危険度が上がります。

パートナーは不満を覚えやすく、浮気をしているわけではなくても不愉快な気持ちになりやすいことから、新婚時代からふたりの間にすきま風が吹きやすいのです。

新婚期はまわりが見えなくなるほどにラブラブな毎日を送りたい人も多いもの。この時期にパートナー以外との交友が盛んすぎると、それだけで結婚生活がうまくいかなくなりやすいでしょう。

3: 休日を別々に過ごす

仕事の関係で、休日が別々という新婚夫婦もいます。

しかしそうだとしても、新婚時代はできるだけふたりで過ごす時間を増やそうと努力するカップルが多いもの。休日が合わなくても相手の仕事が終わったあとは、予定を合わせて一緒に過ごそうとする夫婦が一般的です。

ところが新婚時代からうまくいかない夫婦ほど、休日が同じだとしても異なったとしても、相手の休日にまったくパートナーと過ごさずに、自分の好きなことをして過ごす傾向にあるようです。

一見すると自由で現代的な夫婦に見えるのですが、新婚期を一緒に過ごさないままだと配偶者としての相手を理解する機会が最初から減ってしまうことから、夫婦になった自覚に乏しいままになりやすいのは間違いありません。

その結果、相手が何を考えているのかわからなくなり、新婚早々に冷めた関係になりやすいでしょう。

4: 相手の実家も「家族」という認識が薄い

結婚をすれば、相手の実家も親族になり、広い意味では「家族」です。

しかし新婚時代から不協和音が強いカップルは、どちらか一方または双方が「相手の実家は家族である」という考えが薄く、自分の実家と義実家はまったく別のものとして捉えている場合も少なくありません。

現実的な話としては、相手の実家は自分の実家とは異なって当たり前なのですが、結婚当初からその意識が強すぎると、義実家と本当の意味で打ち解けるのにも時間がかかります。

また、ちょっとした態度や行動にもその気持ちが表れてしまいやすいので、パートナーを不安にさせやすいのです。

相手の実家を自分の実家ほどには大切に思っていないかのような行動が原因で、夫婦間の口論や相手への落胆にもつながりやすくなるため、新婚当初からすきま風が吹きやすくなります。

5: 子作り計画に無関心

結婚したら、すぐにでも子作り計画について話し合うカップルが多いなか、新婚当時から結婚生活にかげりが出る夫婦ほど、子作りに関する計画に無関心な傾向もあります。

「そのうちできればいい」「不妊治療はしない」というカップルでも、新婚時代に一度は子作りについて話し合い、ふたりで決めた結果として「自然に任せよう」となっている場合が多いものです。

最初から子作りについて無関心で話し合う機会すら設けない夫婦ほど、だんだんと「夫婦」や「家庭」の意識が薄れていき、一体感のない夫婦関係になりやすいようです。

家族計画について無関心ということは、夫婦関係の構築にも無関心になりやすく、新婚期からどんどんふたりの心が離れやすくなるのです。

結婚をしても「個人」の意識が強すぎる夫婦ほど、新婚時代からギクシャクとしたおかしな空気が生まれやすくなります。

「個」を大切に思う感性は悪いものではありませんが、夫婦単位で物事を考えられなくなっていると、結婚した意義もわからなくなり相手への愛着や信頼が育ちにくくなります。

最悪の場合には、そのままスピード離婚へ……という結末になっても不思議ではありません。

せっかくご縁があって結婚したのであれば、新婚時代は相手を今まで以上に深く理解する有意義な時間にしたいものです。

(mimot.(ミモット)/ J・のぞみ)

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