野球・ソフトなど5競技提案 28年ロス五輪の追加競技で

7月、イベントに登壇したIOCのバッハ会長=パリ郊外サンドニ(共同)

 【ロサンゼルス共同】2028年ロサンゼルス五輪の大会組織委員会は9日、同大会の追加競技候補として野球・ソフトボール、フラッグフットボール、ラクロス、スカッシュ、クリケットの5競技を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したと発表した。

 IOCはインドのムンバイで12~14日に理事会、15~17日に総会を開く予定で「近日中に決める」との方針を示した。

 これまで追加候補には9競技が残っていたが、来夏のパリ五輪で初採用されるブレイキン(ブレイクダンス)や空手、モータースポーツ、キックボクシングは漏れた。

 野球・ソフトボールは追加競技として行われた21年東京五輪で日本がともに金メダルを獲得。パリ五輪では採用されず、実施が決まれば2大会ぶりの復帰となる。

 正式に決定すれば、クリケットは128年ぶり、ラクロスは120年ぶりの復活。米国で人気の高いアメリカンフットボールから接触プレーをなくしたフラッグフットボールは、スカッシュとともに初実施となる。

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