米英独仏伊、イスラエルを支持 首脳共同声明で「結束」

5月、G7広島サミットの会場で記念撮影に臨む(奥左から)フランスのマクロン大統領、米国のバイデン大統領、(手前左から)ドイツのショルツ首相、英国のスナク首相、イタリアのメローニ首相=広島市のグランドプリンスホテル広島

 【ワシントン共同】米国と英国、ドイツ、フランス、イタリアの各国首脳は9日、電話会談し、イスラム組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルへの「揺るぎない結束した支持」と「ハマスによる恐ろしいテロ行為への明白な非難」を表明した共同声明を発表した。米ホワイトハウスなどが発表した。

 共同声明はハマスの攻撃について「いかなる正当性もない」と指弾。ハマスによる野外音楽フェスティバル会場襲撃や、高齢の女性や子どもらの拉致などを世界はぞっとする思いで見ていると訴えた。

 「残虐行為から自国と自国民を守るイスラエルの努力を支援する」とし、イランなどを念頭に「攻撃を利用する時ではない」とけん制した。

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