48歳米実力派俳優 新作『マエストロ』で特殊メイクに5時間 メイクの巨匠カズ・ヒロが明かす

俳優ブラッドリー・クーパー(48)は、12月に公開予定の『マエストロ:その音楽と愛と』の撮影で、メイクに5時間かけてレナード・バーンスタインに変身していたことが分かった。アカデミー賞受賞メイクアップアーティストである日本出身のカズ・ヒロが、指揮者や作曲家として知られているバーンスタインの同伝記映画で主演並びに監督を務めたブラッドリーの特殊メイクについて語った。

現在開催中のニューヨーク映画祭で、この新作が2日に上映された際、ヒロは観客に明かした。「最終段階では、ボディスーツと腕で、彼のほぼ全体がカバーされていました。それは5時間かかったんです」「最終段階を通して、私達の出勤時間は午前1時でした」「あと彼は、レナードとして撮影の準備などが出来るよう、クルーが出勤してくる前にメイクアップを終えていたかったのです。そのことで、私達の出勤時間は普段より2時間早くなりましたから結構大変でしたね」

またメイク時間は、ブラッドリーが演じたバーンスタインの年齢によって異なったそうで「彼が歳をとるにつれ、長くなりました。より多くの要素を加えなければなりませんでしたから。若い段階は、鼻と唇、顎とウィッグでした。3番目の段階以降は、頬と首(の追加)もありました」と続けた。

またブラッドリーが付けた義鼻が論争を読んだことに関しては、「予想していないことでした。感情を害した人がいれば、申し訳ないです」「私とブラッドリーのゴールは、レニーを出来る限り本物に描くことでした。レニーは皆に知られた本当にアイコニックなルックスの持ち主でしたし、彼はフォトジェニックなので、とても多くの写真が出回っています。非常に素晴らしい人で、とても多くの人々をインスパイアしました」「ですから、私達はそのルックス、そして中身に敬意を示したかったのです。ですから私達は、数回異なるテストをして、多くの決断を下して、映画にあるのがその結果です」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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