「千々くんち」 元気に!子どもみこし 長崎・千々町

雨の中、みこしを元気に担ぐ子どもたち=長崎市千々町

 長崎市千々町の塩釜神社で7日から2日間にわたり「千々くんち」があった。8日は地域の子どもたちがみこしを担ぎ、元気な声を響かせた。
 同神社に祭られている「塩土老翁神(しおつちおじのかみ)」は藤田俊典宮司によると、塩作りの神様。新型コロナウイルス対策で、この3年は神事のみ執り行い、4年ぶりに多くの住民が集まった。藤田宮司が「地域仲よく、健やかに」と祝詞を上げ、無病息災や家内安全を祈願した。
 子どもみこしは地域活性化のため、2007年に始めた。小雨がぱらつく中、社殿から、お旅所の公民館まで運んだ。本年度で閉校する市立南小の児童と地域の中学生が担ぎ、「わっしょい!」のかけ声で周辺を巡行し、邪気を払った。
 宮総代の森安廣自治会長(74)は「大崎町の子どもたちも参加してくれて、にぎやかにできた。声に元気をもらった」と話した。

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