【MLB】終盤にブレーブスが逆転 第一シードの意地を見せる

写真:逆転の2ランを放ったライリー

10月9日(日本時間10日)、アトランタで行われたブレーブス対フィリーズのディビジョンシリーズ第2戦は、終盤に意地を見せたブレーブスが5-4で勝利し、対戦成績を1勝1敗の五分に戻した。フィリーズは先制し、終始有利な状況で試合を進めたが、守備の乱れで許した失点もあり、痛い敗戦となった。

フィリーズは、初回に2番のトレイ・ターナーがツーベースヒットで出塁すると、続くアレック・ボームがタイムリーヒットを放ち、幸先よく先制する。3回には、1アウト一塁からJ・T・リアルミュートがツーランホームランを放ち、リードを3点に広げる。5回にも相手のエラーが絡み、1点を追加する。

反撃したいブレーブスは、6回2アウトからロナルド・アクーニャJr.が四球で出塁する。続くオジー・オルビーズがチーム初安打となるヒットを放つと、相手のエラーも絡み1点を返す。7回には1アウト一塁からトラビス・ダーノーがツーランホームランを放ち、1点差に詰め寄る。ここでフィリーズ先発のザック・ウィーラーは降板。6回途中までノーヒットピッチングを披露したが、7回続投が裏目となり、6回1/3、3失点(自責点2)、10奪三振でマウンドを降りた。

8回には死球で出塁したランナーを塁において、オースティン・ライリーが逆転となるツーランホームランを放ち、この試合初めてリードを奪う。

9回のマウンドには、回跨ぎでA・J・ミンターが上がると先頭のブライス・ハーパーに四球を出してしまう。ここでブレーブスは守護神のライセル・イグレシアスを投入する。1アウトを奪った後、ニック・カステヤノスにセンター後方へ大飛球を打たれるも、マイケル・ハリス2世がフェンスにぶつかりながらファインプレーを見せると、一塁ランナーのハーパーも飛び出しており、ダブルプレーでゲームセット。

放ったヒットは4本ながらも、効果的な場面でホームランが飛び出し、勝利したブレーブス。第一シードの意地を見せたと言える。明後日からはフィリーズの本拠地で試合が行われるが、どのような結末を迎えるのだろうか。

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