【医療用解熱鎮痛薬等110番】10月10日から去痰薬を追加/地域の薬剤師会単位での相談も受付へ

【2023.10.10配信】厚生労働省は10月10日、医療用解熱鎮痛薬等の供給相談窓口(医療用解熱鎮痛薬等110番)について、10月10日より去痰薬を追加すると公表した。同省は医療用解熱鎮痛薬等について、各メーカーが限定出荷を行っている状況を踏まえ、平時と比較して需要が増加した医療機関や小規模な薬局等に優先して供給を行うよう医薬品卸売業者に依頼をしているが、それでもなお解熱鎮痛薬等を購入できないなどのケースに対応するため、相談窓口を開設している。

医療用解熱鎮痛薬等の供給相談窓口(医療用解熱鎮痛薬等110番)について、10月10日(火)より対象医薬品・相談方法を追加する。現在、一部の薬局(特に個店など比較的小規模の薬局)等においては、解熱鎮痛薬等(解熱鎮痛薬、鎮咳薬、トラネキサム酸、去痰薬)、特に鎮咳薬の入手が困難になっているとともに、去痰薬の入手も困難となっている状況にある。こうした状況を踏まえて、相談の対象医薬品として、解熱鎮痛薬、トラネキサム酸及び鎮咳薬に加え、10月10日(火)より去痰薬を追加する。

この相談窓口の対象となる「医療機関・薬局」は次の通り。
■発熱外来や新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れている医療機関やこれら医療機関の処方せんを受け付けている薬局において、解熱鎮痛薬等の在庫が少なく、平時に取引のある卸売業者に連絡しても入手が困難であり、業務に支障を来たすとともに患者に迷惑を掛けてしまうおそれがある医療機関・薬局
※10月10日(火)より、地域の実情に応じて、地域の医師会や薬剤師会単位で、対象の医薬品不足について、地域の団体でとりまとめた相談についても受け付けることとする。

相談の方法は電子メールでの受付。
詳細は下記厚労省HP。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29794.html

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