間違った「猫のご機嫌の取り方」4選 かえって愛猫をイラッとさせる、その理由

1.抱っこ・なでまわすなどの過度のスキンシップはNG

猫の機嫌を取りたい時に飼い主がやりがちなのは、抱っこなどのスキンシップです。しかし、これはNG行動!猫は基本的に独立心が強い生き物なので、個体差はありますが基本的に触られることが得意ではありません。

猫はかまってほしいときは自ら飼い主に甘えたり、なでると気持ちよさそうな顔をしたりしますが、そうでないときは「かまってほしい時間」ではないと認識し、スキンシップを控えましょう!

バッドタイミングに過度なスキンシップをとると、猫をイライラさせて嚙みついてくるかもしれません。我慢強い猫の中には、スキンシップが不快でもじっと耐え、ストレスを溜め込んでしまうことも。飼い主が愛猫とじゃれたくても、あくまでも猫ファーストの行動を心がけてくださいね!

2.大きい声を出すなど猫を驚かせる行為

猫を驚かせる飼い主は少ないと思いますが、猫が急にご機嫌ではなくなったことで「お~い〇〇ちゃん!」など、声をあげて猫を驚かす行動もNGです。

人同士であれば許されるかもしれませんが、猫の場合はそうはいきません。そもそも猫は驚かされることが嫌いです。

大好きな飼い主にそんなことをされたら、もちろん猫もイラつきますし、怒られた・威嚇されたと思って気持ち面でもマイナスになります。愛猫との信頼関係も傷つきますので、大声を出したりして驚かす行為は絶対にしないようにしましょう。

3.追いかけまわして猫にストレスをかける

猫に近づいて逃げられてしまっても、追いかけまわすのはやめてください!放っておいて欲しいのに、飼い主がしつこく追いかけてきたらイラっとするのもうなずけます。

あまりにしつこいと猫もストレスがたまって大激怒するかもしれません。猫が落ち着いて休める場所を確保するためにも、猫を追いかけたり待ち伏せしたりするのはやめましょう!

4.無理に遊ばせようとする

猫が「遊びたい時間」でない限り、猫じゃらしやボールをつかって無理に遊びに誘うのもNG!ただ、おもちゃを見せて猫が興味をみせたら、遊んでも問題ありません。

しかし、おもちゃに関心がないのに目のまえで猫じゃらしをフリフリしたり、ボールを投げたりすれば、猫はイラっとしてストレスも溜まります。

猫が遊ぶ時間は、飼い主ではなくて猫が決めます。猫が遊びたくない時間は、無理に遊ばせるのはやめましょう!

猫の上手な機嫌の取り方は?

猫の上手な機嫌の取り方はいくつかありますが、最も有効なのは「放っておく」ことです。

猫の機嫌が良くないときは「ひとりになりたい」という気持ちが大きいため、その気持ちを尊重してあげることが大切。独立心の強い猫は、たとえ相手が大好きな飼い主でも、かまって欲しくない時はそっとしてほしいのです。

「おやつをあげる」「お気に入りのおもちゃで気を引く」などの手段もありますが、おやつをあげ続ければ肥満につながりますし、たとえ大好きなおもちゃを用意しても、猫に遊びたい気持ちがなければ意味がありません。

そのため猫の機嫌が良くないときは、機嫌が戻るまでそっとしておくのがベストです。そしてまた機嫌が戻ったところで、めいっぱい甘えさせてあげましょう!

まとめ

猫の機嫌を取りたいがためにさまざまなアクションを起こしたくなる気持ちは分かりますが、今回紹介したようなNG行動は控えてくださいね。

猫の機嫌がイマイチのときは、そっと見守るのが飼い主の愛情。無理強いや猫が嫌う行動をとって、猫をイラつかせないように注意しましょう!

愛猫が「心、飼い主にあらず」状態であれば、適度な距離感を保ち、猫の気持ちを尊重することが大切です。

© 株式会社ピーネストジャパン