官房長官、邦人の被害情報なし イスラエル情勢巡り

 松野博一官房長官は10日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘を受け「在留邦人の生命、身体に被害が出たとの情報には接していない」と説明した。「緊張感を持って邦人の安全確保に万全を期す」と強調。政府は対応に当たるため、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。

 ハマスによるイスラエル攻撃を巡り「罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐は、どのような理由であれ正当化し得ず、強く非難する」と批判した。

 松野氏によると、ガザには少数の邦人が滞在中だが、いずれの邦人とも連絡が付いているという。

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