一般利用可五輪レガシー“恒久施設”は今

10月9日はスポーツの日。ここからは、東京オリンピックのレガシーの現状について、詳しく見ていきます。東京都がオリンピックの競技会場として新たに建設した「恒久施設」は6カ所です。

競泳の会場となった、江東区の東京アクアティクスセンターは今年4月から一般の利用が可能になっていて、これにより全ての恒久施設で、一般の人が利用できる状態となりました。

例えば、東京アクアティクスセンターのメインプールの場合は、高校生以上が2時間半で700円、中学生以下は300円で、時間制限なく利用できます。また、夢の島公園アーチェリー場では1時間5110円で利用できます。

オリンピックの舞台となった施設を利用できるようになっているんですが、まだまだ認知度が低いように思います。そのあたりが課題になりますね。

そして東京大会では、汚職や談合事件といった負のレガシーも残ってしまいました。2030年の冬季オリンピック・パラリンピックについて、JOC=日本オリンピック委員会は、招致を目指してきた札幌市に、招致の断念を打診し、札幌市がその提案を受け入れる方向になっています。東京大会を巡る汚職事件の影響で、市民からの支持が広がらず、札幌市は、34年以降の招致に目標を切り替える方針だということです。

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