札幌五輪招致で11日に会見 市とJOC、2030年断念へ

大倉山ジャンプ競技場に設置されている五輪のモニュメント=6日、札幌市

 札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)は10日、札幌市による2030年冬季五輪・パラリンピック招致について秋元克広札幌市長と山下泰裕JOC会長が11日に東京都内で記者会見すると発表した。関係者によると、30年の招致を断念し、34年以降の開催を目指す方針を明らかにする見通し。記者会見に先立ち、両氏が会談する。

 札幌市の招致活動を巡っては、東京五輪・パラリンピックの汚職、談合事件の影響もあり、地元の支持が伸び悩んでいる。当初は26年大会の招致を目指していたが、18年の北海道地震を受けて目標を30年大会に切り替えていた。

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