草彅剛が「僕」シリーズの監督・星護と「世にも奇妙な物語」でタッグ。江口洋介が共演

草彅剛が、フジテレビ系で11月11日放送の土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」(午後9:00)の1編「永遠のふたり」で主演を務める。草彅が「世にも奇妙な物語」に出演するのは、2012年秋の「ヘイトウイルス」以来、約11年ぶりとなる。

「世にも奇妙な物語」は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが、視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。今年も珠玉の四つの“奇妙な”短編ドラマを届ける。

草彅が主演する「永遠のふたり」で脚本・演出を担当するのは、草彅主演の2003年の連続ドラマ「僕の生きる道」「僕の歩く道』(ともにフジテレビ系)、映画「僕と妻の1778の物語」(11年)の通称“僕シリーズ“3作品を手掛け、「世にも奇妙な物語」シリーズで30本以上の作品を作り出してきた星護氏。そして、研究所の助手・坂本一(草彅)が教授殺害の疑いをかけられ、研究所に立てこもり無実を訴えるが、警察は研究室への突入を踏み切る。警察の動きに気付いた坂本は、あるボタンの前に立ち、意を決してそれを押す。すると、世界が一変する――。

「久しぶりでしたので、出演が決まって本当にうれしかったです! 星監督は個人的に思い入れのある監督さんだったので、また一緒に仕事できるのが楽しみだなと思いました」と喜ぶ草彅は、台本を読んで「星監督の頭の中の世界がすごいなと思った」ことを明かす。また、「『世にも』はさまざまなストーリーがありますが、その中でもすごく攻めている作品だと思います。演じている自分もどんな作品になるのか楽しみです」と話し、演じる坂本役については「星監督がこの作品に特別な気持ちをお持ちでしたので、僕も坂本一という人物に熱い思いを入れて演じました」とアピール。加えて「ストーリーテラーのタモリさんと共演、楽しみにご覧ください!」と呼び掛けている。

さらに、坂本が立てこもる研究所で警察の指揮を執る警部・二宮康孝を江口洋介が演じる。草彅との共演は「結婚しようよ」(TBS系)以来、27年ぶりとなる。「世にも奇妙な物語」の出演は「厭な扉」以来、約13年ぶりとなる。

星監督は「『奇妙』は、90年の第1回から参加していますが、当時から思っていたのは“骨だけで面白いドラマを作る”“ドラマの領域を超えたドラマを作る”ということでした。それは新作ごとに冒険をするということ。その冒険に今回、主人公として旅立ってくれたのが、草彅剛さんです」と説明し、草彅について「彼は『いいひと。』(フジテレビ系)では能天気の極み、『僕の生きる道』では死に瀕した男が感じる悲しみなど、再会するたびに驚くべき変化を見せてくれる人。今回は“追い詰められた者の怒り”で、リアルな自撮りのカメラワークは草彅さんが本当に自分で撮ったそのままです」と語る。続けて「そこに絶妙な絡みを見せてくれたのが江口洋介さん。あのかっこいいイメージの江口さんが見せてくれるユーモア演技は、まさに至宝の一言。警部は一体この後どうするのだろうと、心くすぐる余韻を残すラストシーンとなりました」と絶賛している。

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