部活でけが、再発防止を要請 鳥取の元野球部員、賠償でも合意

記者会見する高橋真一弁護士=10日午前、鳥取県倉吉市

 鳥取県米子市の私立米子北高で2021年、野球部の練習中に当時部員だった男性(20)の目にボールが当たり視力が著しく低下したのは、学校が安全対策を怠ったためだとして10日、男性が県高野連に再発防止を求める申し入れをした。学校側が男性に賠償金を支払うことでも合意した。

 同日午前、男性は県高野連を訪れ「本件のような事故が二度と起こらないようにしてほしい」と述べ、申し入れ書を提出した

 記者会見で代理人の高橋真一弁護士は「練習復帰後の配慮がなく、片目がほぼ見えていないにもかかわらず、他の部員と同じ練習メニューを組まされた。非常につらく、怖かった」とする男性のコメントを読み上げた。

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