新幹線札幌延伸 国交相「着実な整備に努めたい」 時期は明言避ける

北海道新幹線の30年度末の札幌開業が厳しい状況にあるとの認識を説明する斉藤鉄夫国土交通相

 斉藤鉄夫国土交通相は10日の閣議後記者会見で、北海道新幹線の建設工事の遅れによって2030年度末を予定する札幌延伸の延期が避けられない情勢となっていることについて、非常に厳しい状況だとの認識を示した上で「関係者と協力しながら工程を精査し、着実な整備に努めていきたい」と述べた。延伸時期については明言しなかった。

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