新日本プロレスは10月9日(月・祝) 、東京・両国国技館にて『DESTRUCTION in RYOGOKU』を開催した。
『DESTRUCTION in RYOGOKU』
日時:2023年10月9日(月・祝) 15:30開場 17:00開始
会場:東京・両国国技館
観衆:5,002人
メインイベントではIWGP 世界ヘビー級選手権試合ランバージャックデスマッチが行われ、王者SANADAと挑戦者EVILが対戦。
場外に放り出された選手がリングに強制的に戻されるランバージャックデスマッチとあって、Just 5 GuysとHOUSE OF TORTUREが介入し、荒れた試合展開となった。
レフェリーが何人も登場するも、それぞれ選手との衝突でダウンが続く展開に。
師匠の武藤がリングサイドで見守る中、王者の意地を見せたSANADAが死力を振り絞り、EVILへシャイニングウィザード&ムーンサルトプレスという武藤殺法を炸裂。
最後は強烈なデッドフォールをEVILに決め、4度目の防衛を成功させた。
<試合結果>
▼第10試合 60分1本勝負
IWGP 世界ヘビー級選手権試合ランバージャックデスマッチ
<第7代チャンピオン>
SANADA 〇
vs
<チャレンジャー>
“キング・オブ・ダークネス”EVIL ×
28分01秒 デッドフォール→体固め
※SANADAが4度目の防衛に成功
試合後、SANADAの前に今年の『G1 CLIMAX覇者』内藤が現れ、「2024年1月4日東京ドーム大会のメインイベント、4年間の東京ドーム大会ではできなかったドームでの大合唱、皆様楽しみにお待ち下さい」と、1.4東京ドーム大会へ向け宣戦布告。
ギフトの演出を終えたSANADAはマイクで「1月4日、東京ドームまでSANADAはますます“爆進”します!」と宣言。
1995年10月9日東京ドームでの高田延彦戦を終えた武藤がマイクで言い放ったフレーズを使って見せた。
■試合後バックステージコメント
タイチ「いやぁ、疲れちゃった。メッチャ疲れた……」
※タイチの音頭で乾杯。いったんは「今日はやめとこうぜ」と言いながらも、「でも……やる」と残り4人がSANADAの頭からビールをかける。一段落したところ
SANADA「今日の対戦相手のEVILなんですけど、長年組んでたんで知ってはいたんですけど、やっぱり改めてすごいなと。ただ次やるときは、ベルト盗んだって、反則なしでやりましょう。新生JUST 5 GUYSの優也です(※と改めて紹介する)。何かあれば……」
上村「一つ僕がJUST 5 GUYSに入る条件として、タイチ選手、SANADA選手、DOUKI選手、僕、若手のころシングルマッチで負けてるので、いつでもいいんでリベンジをさせてください。それが僕の条件です」
タイチ「優也、隣にいるからって、別に仲間じゃないよって。いつでもチャンスあれば、オレらにかかって来い……かかって来いっていうのもおかしいけどな。いつでも、別にやってやるよ。SANAやん、別にいつだって狙ってるから」
上村「チャンピオンが同じチームにいるからって、僕がチャレンジできない、そういうルールはないと思うんで。東京ドームで防衛してもらって、その次、僕が実績作って、SANADAさんとタイトルマッチしたいと思います」
タイチ「いいね」
SANADA「やりましょう」
--SANADA選手、防衛おめでとうございます。まさに5人でつかんだ勝利の部分もあると思うんですが、どうでしょうか?
SANADA「そうですね。途中、前哨戦21試合あって、途中で結構、途中ですか後半戦ですか、1人裏切られてピンチだったんですけど……」
タイチ「1人裏切った上に1人休みやがって……オレか? すいませんでした」
SANADA「まぁ、でも無事に新生JUST 5 GUYSができて。前のJUST 5 GUYSより変化もあって、進化もしてるんじゃないかなと思うんで、いまとなってはすごいよかったです、続けていただいて」
タイチ「そうだよ。金丸いなくなってよかったじゃん。優也でよかったじゃん。そうなるのは当たり前だしな。まぁそうなってな……」
--そして、久々にベルトが手元に、チャンピオンでありながら戻ってくる形でしたが、どうですか、また戻ってきて?
SANADA「いやぁ、結構ね、2カ月ぶりに返ってきたら、すっごいボロボロになっちゃって……」
タイチ「腐ってんじゃん、ほら。なんか……」
SANADA「裏が剥げちゃって。これはちょっと、会社の方に言って……僕はベルトに恋してるんで。修理出します」
--最後終盤、スリーカウント取る目前ですが、シャイニング・ウィザード連発もありましたが、最後、勝利に向けてどんな思いがありましたか?
SANADA「いやもう、ここでSANADAが負けたら、JUST 5 GUYS全体が、優也が帰ってきたばっかりなのに、一気に下がるなぁって思ったんで、何がなんでも、そういう気持ちが強くて、最後、勝てたんじゃないかなと思っております」
--そしてそのベルトを、放送席にもいた武藤敬司さんから受け取りましたが、そのあたりどんな思いがありますか?
SANADA「いやぁ、まさかでしたね。泣きそうになったんですけど、我慢しました」
--「爆進します」という言葉もありました。
SANADA「なんか浮かんで出てきました。申し訳ございません、勝手に使って」
タイチ「すぐカネ取られるっからな。『カネよこせ』って」
--そして闘い終えて すぐに内藤選手、リングに上がってきました。「夢がある」とも表現してましたが、いよいよ1.4近づいてきましたが、どうでしょう?
SANADA「いやちょっと今、終わったばっかりなんでね。明日、たぶん会見あるんですよね? そこまでちょっとゆっくり休んでいいですか? 恐れ入ります」
--本当に激闘お疲れさまでした。
SANADA「あと、皆さん……」
TAKA「まぁ、長かったHOUSE of TORTUREとの闘い、いろんなことあったけど、金丸義信がいなくなったり、タイチが休んだり。いろんなことあったけど、結果的にあれがあったから、あいつらとやったから、オレたちはまた強くなれた。で、優也も加わって、これからまだまだここの景色は、オレたちの手によって変わるから。当然、東京ドームラストも、オレたち5 GUYSで締めることになるでしょう。まぁ、まだ1年たってないけれども、まだまだこれからこの新日本プロレスの景色を変えるのは、オレたち5人組、JUST 5 GUYS!」
SANADA「じゃあ今日、いっぱいしゃべったんで、帰ってもらっていいですか……」
※EVILはノーコメント
<写真提供:新日本プロレス>