ラームが“英雄”超えの大会4勝目なるか 川村、比嘉も出場

セベ超えの大会4勝目に挑むジョン・ラーム※撮影は7月「全英オープン」(撮影/村上航)

◇欧州男子◇アクシオナ スペインオープン by マドリード 事前情報◇クラブ・デ・カンポ・ヴィラ・デ・マドリード(スペイン)◇7112yd(パー71)

スコットランドでの一戦を終え、今季の欧州ツアーも残り5戦。今週からスペインに舞台を移しての2連戦が始まる。首都マドリードで行われる1戦目は、1912年に創設され、ことしで96回目の開催を迎える伝統のナショナルオープン。賞金総額325万ドル(約4億8400万円)のかかった戦いが、12日(木)に開幕する。

歴代覇者には、地元の英雄で大会3勝のセベ・バレステロス、メジャー7勝のアーノルド・パーマー、ツアー通算30勝のニック・ファルド(イングランド)らそうそうたるメンバーが名を連ねる

前年大会は、地元スペインのジョン・ラームが単独首位で迎えた最終日に「62」をマーク。2位に6打差をつける圧勝で大会3勝目を飾った。

大会連覇でバレステロス超えの4勝目のかかるラームはことしも出場。21年大会覇者のラファ・カブレラベローや、ともに大会初勝利を狙うパブロ・ララサバルやアドリアン・オタエギら、多くの地元勢が顔をそろえた。

ラームとともに2週前の「ライダーカップ」に出場したジャスティン・ローズ(イングランド)や、欧州ツアー15勝を誇るトーマス・ビヨーン(デンマーク)、前週の「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」を制したマシュー・フィッツパトリック(イングランド)といった実力者たちもエントリーした。

日本勢は川村昌弘と比嘉一貴が出場。2週前6位、前週67位の比嘉一貴は上位フィニッシュを目指す。前週84位に終わった川村昌弘は復調のきっかけをつかみたい。

<主な出場予定選手>
ジョン・ラーム、パブロ・ララサバル、トービヨン・オルセン、アドリアン・オタエギ、呉阿順、ラファ・カブレラベロー、ジャスティン・ローズ、トーマス・ビヨーン、シュバンカー・シャルマ、川村昌弘、比嘉一貴

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