ドイツ代表のナーゲルスマン新監督、初陣控えて選手に檄「我々全員に責任とプレッシャー」

[写真:Getty Images]

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン新監督が北中米遠征に向けて意気込みを語った。ドイツ『キッカー』が伝えている。

ドイツ代表は先月の日本代表戦で1-4と敗れた翌日、ハンジ・フリック監督を解任。直後のフランス代表戦をドイツサッカー連盟(DFB)でスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏の暫定指揮で戦い、その後、前バイエルン指揮官のナーゲルスマン氏招へいに至った。

36歳の新指揮官は14日のアメリカ代表戦が初陣となり、17日にはメキシコ代表とそれぞれ国際親善試合で対戦。2試合とも敵地で戦う北中米遠征に向け、ナーゲルスマン新監督は出発前のフランクフルト空港で意気込みを語った。

「全員が現地で十分にトレーニングもプレーもできると確信している。今回はチーム構築の観点から非常に価値の高い遠征だと考えている。国外でのキャンプは良いものだ。一緒に過ごしたり、お互いに話をしたり、そしてお互いを深く知れたりする。有意義にしなくてはいけない」

「私としては、早い段階でなるべく多くのことを選手たちに伝え、基本的なチーム構造を今回の遠征で築けるよう努めていく。それをメディアにも認識して貰えると願っている。私の口から明かすつもりはない」

昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で2大会連続となるグループステージ敗退を喫し、フリック体制ラスト5試合は0勝1分け4敗という散々な出来だったドイツ代表。来夏自国開催のユーロ2024に向け、ナーゲルスマン新監督はチームを叩き直す覚悟だ。

「今回招集した選手たちはチャンスを掴んだわけだ。ならば、今この瞬間に意識や集中を費やすべきだろう。我々全員がドイツのために最高のサッカーをする責任、そしてプレッシャーを負っているのだ。選手たちにはアクセルを踏み込み、前向きに物事に対処してもらわねばならない」

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