子ども放置禁止の条例案撤回検討 埼玉県議会自民、批判受け

埼玉県議会=2022年、さいたま市

 埼玉県議会の自民党県議団が、9月議会に提出していた、子どもだけでの留守番などを放置による虐待と定める「虐待禁止条例」の改正案撤回を検討していることが10日、関係者への取材で分かった。放置を見つけた場合の通報も義務化する内容で、他会派などから「追い詰められる親が増える」と批判の声が上がっていた。

 改正案では、保護者らが小3以下を自宅などに放置することを禁じ、小4~6の児童に関しては放置しないことを努力義務と規定。自民党県議団の議会での説明などによると、子どもだけでの留守番や公園での遊び、集団登校も「放置」に当たるとされていた。

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