【北京共同】経営危機に陥っている中国の不動産大手、碧桂園は10日、外貨建て債務の支払いに関し「期限内に履行できない可能性がある」と発表した。一部の香港ドル建て債務の返済ができていないとも明らかにした。
碧桂園は「手元資金が減少を続けている」と表明。「現在の市場環境では短期間に十分な額の現金を補充することは困難だ」とした。
返済期限を過ぎた4億7千万香港ドル(約90億円)の債務については、返済が遅れていると説明。「債権者が義務の早期履行を要求したり、強制執行に出たりする可能性がある」との懸念も示した。