藤井八冠独占か、永瀬タイか 将棋王座戦、11日に第4局

永瀬拓矢王座(左)、藤井聡太七冠

 将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第4局は11日、京都市で指される。ここまで、2勝1敗の藤井七冠が本局に勝てば王座を奪取し、史上初の全8タイトル独占となる。

 藤井七冠は6月1日、名人を獲得し、羽生善治九段(53)に続き2人目、最年少で7タイトルを保持。2017年、叡王戦が加わって過去最も多い八大タイトル戦となって、初めて全冠制覇に挑んでいる。後がない永瀬王座は5連覇に向けて、2勝目を目指す。

 王座戦5番勝負は持ち時間各5時間。先に3勝を挙げた棋士に王座の称号が与えられる。

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