ホイビュアにサマルジッチ…ユベントス、来年1月の中盤補強を準備中

[写真:Getty Images]

ユベントスが来年1月の移籍市場に向けて準備を進めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

9日、ユベントスのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏が、昨シーズンのカルチョで大きな成果を挙げた個人を称える授賞式典に出席し、イベント終了後、「リストアップしている選手への介入が適切かどうか評価中だ」などと来年1月の補強について語った。

アンドレア・アニェッリ前会長ら前体制が負の遺産を残したユベントスは財政難に苦しみ、今夏の補強はたった2人のみ。さらに先月、フランス代表MFポール・ポグバにドーピング問題が浮上し、背番号10は完全復活を遂げぬまま最低でも2年間の出場停止を科される見通しとなった。

そんな状況下でもチャンピオンズリーグ(CL)復帰という最低限のノルマを達成すべく、ポグバが抜けた中盤の補強を目指すジュントリSD。ニースのフランス代表MFケフラン・テュラム=ウリアン(22)、シャフタールのウクライナ代表MFジョルジ・スダコフ(21)らへの関心が報じられる。

ここ最近はトッテナムで控えに降格したデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュア(28)の代理人から逆オファーも。ユベントスは買い取りオプション付きのレンタル移籍を視野に入れ始めたとされ、3000万ユーロ(約47億1000万円)のオプションを付帯できれば獲得まで漕ぎ着けられる見込みだという。

また、今夏獲得を目指していたウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチ(21)に戻るというプランも。サマルジッチは8月にインテル移籍が秒読みとなっていたが、メディカルチェックに前後して代理人と父親が要求を変え、最終的に破談となっていた。

失意のままにウディネーゼ残留となったサマルジッチだが、迎えた今季は昨季同様のパフォーマンスを維持。「年齢、能力、コスト」の観点からユベントスにとって理想的なプロフィールとみなされる21歳も、やはりレンタル移籍をベースに協議していく必要があるとみられている。

なお、ホイビュアもサマルジッチも人的補償で手元から選手を差し出す可能性があると考えられ、ユベントスは来年1月に少なくとも1人はMFを確保する方針とされている。

同時に、「1月にリスク承知で大金を叩くには、ある程度CL出場権獲得の目処が立っていなければならないかもしれない」とも考えられている。

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