山手線の車内映像、遠隔で確認　JR東、全編成に導入へ

　JR東日本は10日、山手線の車内防犯カメラについて、指令などの離れた場所にある拠点からリアルタイムで映像を確認できるようにする方針を明らかにした。2023年度中に1編成で試験を始め、将来的に全編成に導入する。非常事態を速やかに把握して対応に活用するとしている。

　JR東によると、山手線を走行するE235系車両では運転席でリアルタイムに映像を見ることはできるが、指令からは確認できない。映像を無線で送信できるようにし、車内の非常通話装置が扱われた際は指令のアラームが鳴って異常を知らせるようにする。