直島の小学生が演劇に挑戦 交流や体験が限られる離島で子どもたちの感性育む 香川

9日、香川県の直島の小学生が演劇の公演に挑戦しました。

(野口真菜リポート)
「会場には、80人のお客さんが集まりました。子どもたちはこれから階段や2階も使って演劇に挑戦します」

演劇の公演は2023年度に運営が始まった民間の放課後児童クラブ「NAOSHIMA SAILORS CLUB」が企画しました。

挑戦した演目「わが星」は、地球の誕生と消滅を1人の少女の人生と重ね合わせて描いた難しい戯曲です。

今回の公演は、離島という環境で交流や体験の機会が限られる中、共感する力や協力する力を養ってほしいと企画。
公演に向けて直島小学校の児童9人が7月下旬から稽古を重ねてきました。瀬戸内国際芸術祭にも参加経験のある演出家・越智良江さんを招いて、1時間の舞台を作り上げました。

公演が終わると――

(演出家/越智良江さん)
「最後が本当にピカイチ、ピカイチ良かったです。こんなに素直に感情表現ができる子は少ないと思います」

(参加児童の父親)
「感無量です。すごい練習したんだなと思いました。成長につながっていったらなと思います」

(参加した児童[6年])
「何回もみんなと相談したり、何回も泣いて。最後みんなと楽しいことだけを考えてできてうれしかった」
(参加した児童[5年])
「本当にこれまで練習してきてよかったなと思いました」
(参加した児童[5年])
「1年生のときに瀬戸内国際芸術祭で越智さんの演劇に参加したことがあって、やっぱり演劇は楽しいなと思いました」

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