虐待禁止条例案、立民「論外」 自民埼玉県議団が取り下げ

立憲民主党の岡田幹事長

 立憲民主党の岡田克也幹事長は10日の記者会見で、埼玉県議会の自民党県議団が取り下げを発表した虐待禁止条例の改正案を批判した。「非常に論外だ。なぜこんなものが出てきたのか首をかしげる。自民には、もう少し常識に沿った議論を期待したい」と述べた。

 「自民の根強い考えが反映されている」とも指摘した。改正案取り下げ自体は評価した。国民民主党の玉木雄一郎代表も会見で「さまざまな家庭事情がある。共働きの父母などで可能なのか問題だ」と語った。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は「政策前進には、女性も含めて社会参画を果たす必要性と、子どもの安心安全を保つバランスを取ることが重要だ」と述べた。

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