“地域の新しい防災拠点に” 山武合同庁舎 開所式

“地域の新しい防災拠点に” 山武合同庁舎 開所式

 10月23日に供用が始まる新しい山武合同庁舎で10日、開所式が開かれました。
 地域の防災拠点としての活用が期待されます。

 2023年7月に竣工した新しい山武合同庁舎は、これまで山武地域の3つの庁舎に分散していた教育事務所、土木事務所、農業事務所、県税事務所、それに地域振興事務所を集約して建てられました。

 開所式には、熊谷知事や東金市の鹿間市長などあわせて約30人が出席し、熊谷知事は挨拶で「開所を機により一層山武地域の発展に努めたい」と述べました。

 新庁舎は、防災拠点としての強化が図られ、大会議室には取り外し可能な間仕切りが採用され、非常時に県の災害対策本部の支部として機能するほか、庁舎の地下には災害時などに一時的に汚水を貯められる汚水槽が設置されています。

 また、屋上には、72時間連続運転が可能な非常用発電設備が設置され、防災活動拠点としての機能確保が期待されます。

 新庁舎は10月23日に供用が始まります。

山武地域振興事務所 田中正直 所長
「いままで分散していた事務所が1つになる(集まる)ことで、地域の方に使い勝手の良い庁舎になると思う。執務室もかなり開放的な空間になっていると思うので、快適な形で行政手続き、ご相談等に来ていただければ」

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