液体所持の男性に事情聴く 東北新幹線車内4人けが

 JR仙台駅(仙台市)に到着した東北新幹線の車内で9日、荷物から液体が漏れ4人がやけどを負った事故で、宮城県警は10日、ペットボトルのような容器に液体を入れ、所持していた地質調査会社の男性から、当時の詳しい状況について事情を聴いた。液体は酸性で硫酸の可能性があり、業務上過失傷害などの疑いを視野に詳しく調べる。

 県警によると、液体が漏れるのを近くの客に指摘され、男性は容器が入ったかばんを乗車していた6号車から7号車のデッキに運んだが、運ぶ途中に通路にも液体が広がった。

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