食欲の秋が到来ですが、いま、野菜などに値上げの波が押し寄せています。
一体なぜ？ いつまで続くのでしょうか。
（女性客）「トマト高いなって思います」
（男性客）「ネギなんて200円超えてるようなもんで。安く仕入れないと。うちは食べ物屋さんをやってるので」
ここは名古屋市中村区にある安売りが自慢の青果店。
一般のスーパーに比べて普段からお値打ちな野菜が並びますが…トマトが例年の約1.5倍、国産のネギは約2倍という現状に、担当者も頭を抱えています。
（安兵衛青果・仕入れ担当・鳴尾泰希さん）
「最近は全ての野菜が高いですね」
いったいなぜ、こんなに野菜が高いのでしょうか？
（鳴尾さん）
「猛暑の影響だとは聞いてます」
Qトマトは実がつかない?「そうですね。大きくならない」
この店によりますと、ことしは台風や猛暑などの影響で野菜が育たず、例年に比べて出荷量がかなり減っているといいます。
キャベツや白菜、ほうれん草などの葉物野菜は暑さに弱く、日焼けすると商品になりません。
またシャインマスカットやリンゴ、梨などの果物は猛暑に加えて台風の影響で収穫前に実が落ちてしまうことも…
そんな中、この店では味は問題ないものの、少しヒビが入ったトマトなどをあえて仕入れるなど価格を抑える努力を続けています。
（鳴尾さん）
「あと１か月もすれば秋冬の野菜に切り替わっていくと思いますので、その頃には落ち着いてると思います」
秋の家計を直撃している野菜高騰の波、もうしばらく続きそうです。
