「腰痛で動けない」赤石岳を登山中の70代男性を偶然いた山岳救助隊員が救う 警察・消防連携で無事救助

南アルプス赤石岳付近で、持病の腰痛が悪化し、動けなくなっていた70代の男性が10月10日、山梨県警のヘリコプターで救助されました。男性の命に別状はないということです。

警察と消防によりますと、救助されたのは神戸市北区に住む無職の男性(75)です。警察によりますと8日夜、男性が「腰痛のため動けない」と赤石岳にある山小屋に連絡し、その後、山小屋から消防に救助要請があったということです。

この日、偶然付近の登山道で調査をしていた静岡市消防局の山岳救助隊員が翌9日早朝、救助に向かい、午前6時ごろに男性と合流、正午過ぎに静岡中央警察署の山岳遭難救助隊に引き継ぎましたが、天候不良のため、男性は山小屋に一泊したということです。

天候回復を待機していたところ、男性は10日午前10時すぎに山梨県警のヘリコプターに救助、病院に運ばれました。警察によりますと、男性の体調に変わりはなく、けがもないということです。

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