東京円、149円近辺

 連休明け10日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=149円近辺で取引された。

 午後5時現在は、連休前の6日と比べ07銭円安ドル高の1ドル=148円95~97銭。ユーロは40銭円安ユーロ高の1ユーロ=157円46~50銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め観測がやや和らぎ、ドルを売って円を買う動きが先行した。一方、日経平均株価がほぼ全面高となったことで、投資家が積極姿勢を強めて安全資産とされる円を売る動きも出た。

 市場では「中東情勢を巡る地政学リスクを警戒した円買いもあった」(外為ブローカー)との声があった。

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