JALとヘラルボニーが提携 国際線アメニティやカップにデザイン採用

日本航空(JAL)とヘラルボニーは提携し、国際線の新商品・サービスの展開やJAL Mallでの商品販売などに取り組む。

ヘラルボニーは、国内外の主に知的障がいのある作家による2,000点を超えるアートデータを軸としたライセンスビジネスや企業のDEI推進支援などを手掛けている。JALとヘラルボニーは、2021年12月に羽田空港で「廃材アート展」で初めて協業していた。

国際線ファーストクラス・ビジネスクラスでは、ヘラルボニーの契約アーティストのアートを採用したオリジナルポーチ全10種の機内アメニティを提供する。ファーストクラス4種類、ビジネスクラス6種類で、エアバスA350-1000型機の導入に合わせて展開する。

羽田空港国際線「JALファーストクラスラウンジ」内の「JAL’s SALON」で新たに開始するハンドドリップコーヒーのサービスでは、ヘラルボニー契約作家のアートが施されたコラボレーションカップで提供する。カップはJALショッピング JAL Mall店で販売を予定している。

また、年内にもJAL Mallにヘラルボニーが出店し、ショートジップウォレット、ポーチ、ストール、リラックス&リカバリーウェアなどを販売する。

すでに8月から、国際線エコノミークラスの機内食スリーブ(紙帯)のデザインに、ヘラルボニーの契約アーティストのアートを採用している。デザインはメニューごとに異なり、約1年間で全12種類のアートを使用する。

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