ジャニーズ事務所が性加害問題を巡って開いた記者会見で特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があったことについて、同事務所は10日、関係者らの調査結果を公表し、会見を運営したコンサルタント会社「FTIコンサルティング」の担当者が「（事務所などの）了解をとらないまま、独断で作成した」と説明した。
調査結果によると、記者らの顔写真が入ったNGリストは、担当者が会見当日の午前に作成し、コンビニで印刷して司会者に配り、担当者らのLINE（ライン）のグループでも共有した。
担当者はNGという文言を使ったことについて「深く考えず安易にそのような本来の意図とは異なって解されてしまう用語を用いてしまった」と釈明したという。
また、会見での実際の指名状況について、リストで「NG記者」「候補記者」とされた記者らに関し、「いずれについても、約5割を指名している」と説明。回答した質問の総数や対応時間は「NG記者」の方が上回っているとした。
