【台風13号】茨城県と日立市 災害対策本部を廃止 応急復旧終了に伴い

日立市役所=同市助川町1丁目

茨城県と日立市は10日、台風13号に伴う大雨被害で設置した災害対策本部を同日付で廃止したと発表した。被災地の応急復旧がおおむね終了し、被災者の要望に応えていた災害ボランティアの活動が終わったためとしている。

県の対策本部は9月8日に設置。被害が大きかった日立、高萩、北茨城の県北3市に災害救助法を適用し、陸上自衛隊に日立市への災害派遣を要請したほか、孤立状態となった同市十王町高原の沢平地区への防災ヘリコプターによる物資搬送や災害ボランティアセンターの支援などを行った。

県防災・危機管理課は「引き続き国や市町村などと連携し、全ての被災者が安心して生活ができるよう、生活再建の支援に全力で取り組む」としている。

同課によると、大雨被害に伴い、ピーク時で県内12市町村が災害対策本部を設置。その後、県北3市が10月まで設置を継続していたが、北茨城は2日、高萩市は4日に閉鎖し、日立市を残すのみとなっていた。

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