「G7」装飾で機運醸成 茨城・水戸 会場周辺に旗設置

G7内務・担当相会合の開催をPRするつり下げ旗=水戸市泉町

茨城県水戸市で12月に開かれるG7内務・担当相会合を前に、開催機運の醸成と会合の周知を図る「シティードレッシング(市内装飾)」が10日、会場の同市泉町1丁目の市民会館周辺などで行われ、県伝統工芸品「水府提灯(ちょうちん)」を基調としたPRデザインのつり下げ旗が街路灯などに飾られた。

つり下げ旗は縦1メートル、横0.6メートル。同市の専門学校生、内田汐音(しおん)さん考案のデザインに、会合名と開催日時を添えて仕上げた。同市南町3丁目から泉町3丁目まで、国道50号沿いの約1キロに設置。地元商店会などの協力で、街路灯などに取り付けた。

会場付近の歩道橋やJR水戸駅など5カ所では13日、横断幕(最大縦1.1メートル、横8.5メートル)も設置予定。開催の機運を盛り上げるとともに、各国閣僚のおもてなしなど会合に向けた準備を加速させる。

県G7大臣会合推進室の田部田英智さんは「(装飾で)市民に水戸が国際政治の舞台となることを感じてもらいたい。会合まであと2カ月となるが、(主催の)国の支援を進めていきたい」と意欲を示した。

内務・安全担当相会合は12月8~10日の日程で開かれる。国際組織犯罪やサイバーセキュリティーなどを議題に、各国の代表団約100人が参加する見込み。

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