エヴァンゲリオンe-Rが新体制を発表。総監督にバーチャルとリアルの“二刀流”冨林勇佑を抜擢/JEGT

 ラナ エンタテインメントは10月9日、国内最大規模のeモータースポーツシリーズ、『AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series Supported by GRAN TURISMO』に参戦するEVANGELION e-RACING(エヴァンゲリオン・イーレーシング)の体制を発表した。

 EVANGELION e-RACINGは、人気アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ』とのプロモーションタイアップにより結成したレーシングチーム“エヴァンゲリオンレーシング”のeモータースポーツ部門であり2019年のチーム発足以来、同年に誕生したJEGTシリーズへの参戦を続け、2021年にはシリーズチャンピオンを獲得した。

 王座奪還を目指す2023年シーズンに向けては、神奈川県横浜市に本拠を構えるウエインズトヨタ神奈川とタッグを組み、“EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川”として戦っていくことがアナウンスされていた。

 今回の発表ではJEGTで使用される車両のほか、チーム3年目の山中智瑛、同2年目の鈴木聖弥、新たに加入した鷲尾拓未、森本健太、大野爽太という計5名のドライバーラインアップも明らかに。また、チームの総監督にはeスポーツレーサーとしてグランツーリスモ世界大会優勝を経て、“リアル世界”のプロドライバーとしてスーパーGT GT300クラスやスーパー耐久シリーズ、TGR GR86/BRZ Raceなどで活躍している冨林勇佑が抜擢されている。

 彼らがeモータースポーツ国内最高峰シリーズで使用する車両は、実車のドリフト競技シリーズ『D1グランプリ』を戦うエヴァンゲリオン2号機カラーに彩られたマシンと同名の『エヴァ RT 弐号機スープラ』だ。カラーリングもほぼ同様のものとなっている。

 なお全3戦で争われる2023年シーズンの開幕戦は10月9日(月)に実施され、EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川は、緒戦を予選3番手で通過しヒート1で3位。ヒート2は4位となった。

■EVANGELION e-RACING JEGT GRAND PRIX 2023参戦体制

参戦レース AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2023 Series Supported by GRAN TURISMO

チーム名 EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川

カーナンバー 02

マシン名 エヴァ RT 弐号機スープラ

車両 GR スープラ レーシングコンセプト’18

総監督 冨林勇佑

ドライバー 山中智瑛/鷲尾拓未/鈴木聖弥/森本健太/大野爽太

(左上から時計回りに)【総監督】冨林勇佑、【ドライバー】山中智瑛、鷲尾拓未、大野爽太、森本健太、鈴木聖弥
エヴァンゲリオン2号機カラーに彩られた『エヴァ RT 弐号機スープラ』
エヴァ RT 弐号機スープラ(D1グランプリ 2023参戦マシン)

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