世界の家庭料理味わって 北茨城で15日催し 市国際交流協会30周年記念

15日に開催するイベントをPRする北茨城市国際交流協会の荒木原野会長(左)とメンバーら=北茨城市磯原町磯原

世界各国の家庭料理を通じて食文化に触れられる催し「世界の食卓から~ワールドフードマーケット~」が15日、茨城県北茨城市関南町仁井田の市漁業歴史資料館よう・そろーで開かれる。市国際交流協会が設立30周年記念事業として主催し、世界の料理販売や音楽ステージを行う。

各国の料理販売はベトナムのサンドイッチ「バインミー」や、ニュージーランドの「フィッシュアンドチップス」など11カ国の料理が楽しめる予定。地元の団体や店舗らの協力で料理を提供する。会場ではクラフトエリアも設け布小物やアクセサリー、ウクレレ工房などの18店舗が出店する。

音楽ステージはアーティスト6団体が出演。日本のおはやしやブラジルのボサノバ、米国のブルースバンドといった各国の音楽が披露される。

同協会は1994年設立。親善友好都市への若者の海外派遣をはじめ、近隣大の留学生や市内在住外国人との交流活動、国際理解セミナーなどに取り組んできた。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で活動を縮小していたが、今年2月から対面での活動も復活。設立30周年記念と、交流再開の機会として今回の催しを企画した。

同協会の荒木原野会長(42)は「30年の感謝を込め、イベントで街を元気にしたい。市内在住の外国人と地域の人との交流の場にもなれば」と話した。当日は午前10時~午後3時。荒天中止。

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