「90の壁」を超える練習法 わきが締まる3段階ドリルとは 森はな

今季プロテスト注目株・パワーアップした“もりはな”が登場!

ニックネームは名前そのまま“もりはな”ちゃん(撮影/小林司)

祖父の影響で9歳からゴルフを始め、名門・日本大学ゴルフ部を経て、現在プロテスト合格を目指して日々奮闘中の森はな。昨年からスイング改造に取り組み、今季に入って約20ydの飛距離アップに成功したという。そんなパワーアップした彼女のレッスンは、アベレージゴルファーにもヒントになること間違いなしだ。

「スコア90切りを目指す人」をレスキュー♪

【アマチュアゴルファーGさんの悩み】
「スコア90切りを目指しているのですが、ショットが安定せず100を超えてしまう日も…。どんな練習をすれば、目標をクリアすることができますか?」

【森はなのレスキュー回答】
90の壁を超えるには、立て続けに大きなミスを2度繰り返さないことだと考えています。スイングの再現性=安定感を向上させるには、手先でクラブを動かしたり、体の回転と手元の動きがバラバラの状態を防ぐこと。今回は、両わきが徐々に締まってくる3段階に分けた練習法をお勧めします。

1. 両わきにタオルを挟んで打つ

まずはやわらかいものからスタート♪(撮影/小林司)

まず1段階目は、タオルを挟みながらボールを打つドリルです。背中側からフェースタオルを回し、肩甲骨を意識しながら打ってください。背中側から回すことで、背筋を伸ばして猫背を矯正することにもつながります。

2. 右わきにスティックを挟んで打つ

50~60cmほどのやや短めの長さが最適(撮影/小林司)

2段階目は、右わきだけにスティックを挟んでボールを打ちます。やわらかいタオルではなく硬い器具のため、少しでもわきがあくとすぐに落ちてしまいます。よりシビアな状況に追い込み、自然と理想の動きを身につけることが目的です。

3. トップで静止してから打つ

最後までトップの位置に留めておくというイメージ(撮影/小林司)

3段階目は、トップの位置で体を静止してからボールを打つドリル。上体と手元が連動していなければ、そもそもトップで体を止めることは困難です。止まった状態から動く際、下半身から動き出す意識を持ちます。右の肩甲骨を最後まで動かさないイメージだと、自然と下半身が先行しやすくなりますよ。

【今回のまとめ】無理なく段階的に難度を上げる

緩みのないスイングが「90の壁」を超える原動力に!(撮影/小林司)

・両わきにタオルを挟んで打つ。
・右わきにスティックを挟んで打つ。
・トップで静止してから打つ。

取材協力/サザンヤードカントリークラブ

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