黒沢尻北高生、東大へ行け! リアルドラゴン桜プロジェクト始動

記者会見に臨む三田紀房さん(中央)ら=10日、北上市常盤台・黒沢尻北高

 黒沢尻北高(金浜千明校長、生徒649人)は、在校生の東京大合格を目指すプロジェクトに乗り出した。落ちこぼれの生徒が受験に挑む大ヒット漫画「ドラゴン桜」作者でOBの三田紀房(のりふさ)さん=北上市出身=が全面協力。成績を問わず「志のある生徒」に門戸を開き、現役東大生による定期的なオンライン講義で学力向上をサポートする。来年度に創立100周年を迎える伝統校の“東大一直線”なチャレンジが実を結ぶか注目を集めそうだ。

 「母校をみんなで応援しようという機運が高まってきた」。10日に北上市常盤台の同校で開かれた会見で、三田さんは「東大励志(れいし)プロジェクト」と銘打った記念事業に期待した。

 プロジェクトの一環で、黒沢尻北高の校章入り収納ボックスと三田さんの直筆サインが入った「ドラゴン桜 黒沢尻北高特別全巻セット」(5万5千円)が、三田さんの公式サイトで販売されている。売り上げの一部は同校100周年記念事業協賛会に寄付される。寄付の問い合わせは同校(0197.63.2181)へ。

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