睡眠のための出費を調査、年間120万円以上という人も!

小林製薬が、やさしい香りで安眠空間をつくる芳香剤「Sawaday+ @Sleep」の発売に伴い、睡眠に悩みのある働く女性を対象に「睡眠に関する調査」を実施した。
本調査では、平日と休日の平均睡眠時間、リモート勤務時間中の居眠り経験率、睡眠に対する不満や対策などが明らかになったほか、睡眠不足による失敗エピソードについても回答してもらった。働く女性の睡眠事情が垣間見える調査結果となっている。

【調査トピックス】
1.平日の平均睡眠時間「6時間7分」、休日は「7時間9分」。差は1時間以上
2.約4人に1人は日中「毎日」眠気を感じている!
3.睡眠不足による不調ランキング 1位「身体のだるさ」2位「眠気が取れない」3位「集中力の低下」

1.平日の平均睡眠時間「6時間7分」、休日は「7時間9分」。差は1時間以上

毎日を元気に過ごすためには、切っても切り離せないのが睡眠。平日における睡眠時間を質問したところ、平均「6時間7分」という結果だった。20代では「6時間13分」、50代においては6時間を下回り「5時間58分」と、年代が上がるにつれて睡眠時間は短くなる傾向が分かった。
また、休日の睡眠時間に関する質問では、平均「7時間9分」。平日と比べると1時間以上の差があった。さらに、20代においては平均「7時間47分」と、休日と平日で睡眠時間の差が1時間半以上もあるという結果に。

睡眠に対する不満ランキング 1位「眠りが浅い」2位「夜中に目が覚めてしまう」
睡眠に関してどのような不満があるかという質問で、半数以上が回答したのは「眠りが浅い(51.8%)」、続いて多かったのは「夜中に目が覚めてしまう(45.2%)」でした。「寝ても疲れが取れない(43.8%)」、「寝つきが悪い(42.0%)」についても、4割以上が回答。睡眠の質が関係する項目に回答が集まった。

睡眠不足による失敗エピソード10選
「起きたら就業時間を過ぎていた」(沖縄県・46歳)
「仕事中うつらうつらしてしまい、お客さんに起こされた」(神奈川県・42歳)
「教育実習なのに遅刻してしまった」(東京都・34歳)
「携帯をいじりながら寝ようとしたら、携帯を床に落としてしまい画面が割れた」(東京都・34歳)
「睡眠不足で映画を観に行ったが、すぐ寝てしまい、ほとんどみていない」(沖縄県・50歳)
「仕事なのに寝坊してしまった。行くのが面倒くさくなり、体調不良で休むことが何度もあった」(福岡県・48歳)
「引率で訪れた修学旅行で夜尿をしてしまった」(大分県・30歳)
「睡眠不足で倒れて頭を9針縫った」(奈良県・53歳)
「ホームで電車待ちの時に居眠りしてしまい、ホームドアにぶつかった」(東京都・55歳)
「高速でバイクを運転中に意識が飛んだ」(東京都・48歳)

2.約4人に1人は日中「毎日」眠気を感じている!

普段の睡眠の質と大きく関わってくるのが日中の眠気。「日中に眠気を感じることはない(6.4%)」と「月に1日以下の頻度(5.4%)」と回答した、比較的眠気を感じていない人は全体の1割程度だった。約4人に1人は「毎日(24.2%)」日中に眠気を感じており、さらに多くの人が週に何日か感じてしまっていることが明らかに。

約6割がリモート勤務中に昼寝・居眠りを経験
在宅勤務・リモート勤務が普及したことにより、働き方は多様化している。休憩時間を除いて、リモート勤務時間中に昼寝・居眠りをしたことがあるか質問したところ、4人に1人以上は「何度もある(26.4%)」と回答し、「ある(31.1%)」と回答した人を合わせると6割近くの人が、勤務時間中に昼寝・居眠りを経験していることが明らかになった。日中に眠気を感じている人が多いという結果とも密接に関わっていると言える。

また、リモート勤務時間中の昼寝・居眠りについて回答を募ったところ、ごまかし方のほか、周囲にバレてしまったエピソードが目立った。
「会議に遅れてしまいヨレヨレの服で参加した」(東京都・50歳)
「リモート会議が終わっても、会議に入り続けていた」(東京都・49歳)
「ビデオ会議で寝ているところが映っていた」(神奈川県・43歳)
「居眠りしていたことがバレないように、ネットが繋がらなくなったことにした」(静岡県・30歳)
「ツール上の状態を“取り込み中”にしておいて、誰からも電話がかかってこない状況にした」(神奈川県・34歳)
「ビデオ会議中、下を向きメモを取っているかのように居眠りをしている。気が付いたら終わっていたことがある」(大阪府・49歳)
「勤務開始の連絡後に二度寝をしたり、会社からの連絡では起きていたかのように振る舞う」(埼玉県・38歳)
「コミュニケーションツールの通知音が鳴り、その音で起きるため特に失敗はない」(沖縄県・46歳)

夜更かし時に、3割以上が無駄なものを購入「使わない美顔器」「同じものを二度購入」
つい寝る前にスマートフォンを触ってしまう人は多くいるはず‥。夜更かししている時に、後から考えると無駄だと感じるものをネット通販等で購入した経験があるか質問したところ、「何度もある(11.2%)」「ある(20.4%)」を合わせると3割以上の人に経験があった。
「ゲームの課金に月1万円くらい」(福岡県・39歳)
「服1万~3万」(愛知県・27歳)
「同じものを2個購入してしまった」(三重県・36歳)
「2万円の高額枕を寝ながらいつの間にか注文していた(福岡県・31歳)
「3万円ほどの美顔器を買って、結局4~5回使用してそのままになっている」(東京都・58歳)
「合計5万円くらい。好きなアスリートの写真集、ブルーレイ、特集雑誌」(愛知県・48歳)
「青汁を何種類か購入してしまった」(東京都・43歳)
「今の自分には必要ないスキンケア用品」(埼玉県・38歳)
「数日で使わなくなったサプリメント」(大阪府・34歳)

3.睡眠不足による不調ランキング 1位「身体のだるさ」2位「眠気が取れない」3位「集中力の低下」

睡眠不足によって引き起こされる不調に関する質問では、「身体のだるさ(62.4%)」という回答が最も多く、「眠気が取れない(38.2%)」「集中力の低下(36.8%)」「目の疲れ・痛み(33.4%)」は、3割以上が回答。睡眠不足によって、多くの人が身体の不調に悩まされていると分かった。

不調対策「薬・サプリメント・栄養ドリンク」「不調・ストレス解消のための趣味」「サウナ・温泉」
4人に1人以上は、睡眠の質向上のために「散歩・ウォーキング」
皆さんはどのような対策をしているのでしょうか。「何もしていない(48.4%)」と回答したのは全体の約半数。対策をしている人では、「薬・サプリメント・栄養ドリンク(18.4%)」が最も多く、続いて、ショッピングや旅行、推し活などの「不調・ストレス解消を目的とした趣味(13.2%)」、「サウナ・温泉(12.4%)」だった。
さらに、睡眠の質を向上させるために行っていることを質問したところ、全体の約4割が回答した「何もしてない(39.8%)」を除くと、4人に1人以上が「散歩・ウォーキング(28.4%)」を行っていました。比較的お金のかからない行動が1位という結果に。そのほか、枕を購入・変更するなど、安眠できる環境を整える方もいた。

眠れない時の暇つぶしランキング 1位「動画サイト」2位「ネットサーフィン」3位「読書」
眠れない時の暇つぶしとして何をしているのかランキング化したところ、1位は「動画サイト視聴(29.8%)」2位は「ネットサーフィン(26.2%)」3位は「読書(18.2%)」でした。スマートフォンでできる項目が数多く上位にランクイン。安眠のためには就寝する2時間ほど前からスマートフォンを見ないようにすることが推奨されているが、眠れない時にスマホを触ってしまい、悪循環に陥っている人が多いと予想できる。

約8人に1人は、睡眠のために年間10万円以上支出!少数派には年間120万円以上という人も
睡眠のための月々の支出を回答してもらったところ、「1,000円未満(55.1%)」「1,000円以上5,000円未満(20.2%)」が多数派だった。一方で、月々1万円以上、年間10万円以上支出している人は、約8人に1人(12.2%)いることが分かった。また、少数派ではあるものの、年間120万円以上睡眠のために支出している人が一定数いることも分かっている。

【調査概要】
・調査方法:WEBアンケート調査
・調査テーマ:睡眠に関する調査
・調査対象者:睡眠に悩みを感じる※全国の20~50代働く女性 計500名
※寝付けない・眠れないなど、何かしら睡眠に悩みを感じている人
・調査期間:2023年8月17日~18日
・調査主体:小林製薬株式会社
・調査機関:株式会社ネオマーケティング

小林製薬「Sawaday+ @Sleep(サワデー アットスリープ)」はやさしい香りで安眠空間をつくるスティックタイプの芳香剤。2023年9月21日から、全国で発売を開始。眠りを考えて調香されたやさしい香りが睡眠空間に広がり、安眠空間をつくることができる眠りに特化した芳香剤と説明されている。睡眠に不満がある方にはちょっと興味がある商品だろう、編集部でも検証による記事化を検討中だ。

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