岡山市 放課後児童クラブの定員増へ 2023年春は過去最多の待機児童数も…2025年春までにゼロ目指す

岡山市は、部屋の面積を広くしたり特別教室を活用したりして、2024年度の放課後児童クラブの定員を231人増やすと発表しました。
また芳明小学校と中山小学校に建設している専用施設が完成すれば、2024年度の受け入れ数がさらに100人ほど増加します。

岡山市の放課後児童クラブの2023年度の利用率は26.6%と毎年増加傾向です。待機児童は2023年5月時点で193人で、対象が全学年に拡大された2015年度以降で最も多くなりました。
市は定員を増やしたとしても、2024年度は600人ほどの待機児童が予想されるとしています。

岡山市は引き続き学校側と教室利用の調整を行うなどして、2025年春までに放課後児童クラブの待機児童数ゼロを目指したいとしています。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「1人でも多く受け入れていただいて保護者の皆さんの負担を軽くして、仕事ができるような環境を作っていきたい」

また認可保育施設については、幼稚園や保育園の統合などで2024年4月に6つのこども園が開園します。一方、2023年度初めに定員の8割に達していなかった市立保育園では定員を減らします。
これらの結果、2024年度の認可保育施設の定員は91人増加します。

© 株式会社瀬戸内海放送